道東田舎暮らし

ほたて稚貝まき -第三十五吉進丸

タイトル
ほたて稚貝まき

ほたて漁は育てる漁業。
根室産や野付産の肉厚特大ほたても、元は小さな小さな赤ちゃん「稚貝」が3年かけて豊かな道東の海で育ったものです。
漁業の町・根室から発信「漁船に乗って密着取材」シリーズ。
今回のテーマは、そんなほたての赤ちゃんを根室湾に放流する、ほたて稚貝まき。
ド派手な桁曳網漁も、この仕事がなくては始まりません。

漁船に乗って見えてきたのは、漁師ならではのチームワーク。
稚貝満載の大量のカゴを船に積み込む作業では、大人数が阿吽の呼吸で動き回ります。
揺れる船上での力仕事も、見惚れるほどの手際の良さで終えてしまう、漁師の力強さ。必見です。

今回も「第三十五吉進丸」様にご協力いただき、貴重映像をお届けします。
水中に散らばるほたての赤ちゃんの旅立ちは水中カメラGoProで、
漁船の出航・帰港の様子はドローンで空から、追いかけました。

ほたての稚貝を海にまく!

5月 北海道根室市 幌茂尻漁港。
稚貝を満載にして、留萌から直送の大型トラックが漁港に入る。

ぎっしりと積み上げられた稚貝のカゴを船に積み込む。
漁師の仕事はチームワーク。
大人数の漁師が各持ち場に分かれ、両手で持ち上げるほどの重量のカゴを、次々パスしては船内に積み上げ、4段ずつ引き運び・・・
みるみる内に船がいっぱいになった。

あっという間に、船上には足の踏み場もないほどの青いカゴの列。
大型トラックを空にして、積み込み完了。

出航。根室湾内を航行し、春国岱沖まで運ぶ。
カゴの隙間で一息つく漁師さんの笑顔に、ワクワク感が増してくる。

合図の音を受けて、一斉に放流開始。
漁船の右舷・左舷両側から、船尾からも、5人がそれぞれに積み上がったカゴをひとつひとつ持ち上げてはひっくり返して、稚貝を海へ流す。
根気のいる手作業、というか肉体労働だ。

覆いの下のほたての赤ちゃんが、広い海へ旅立つ。
船を走らせながらまくことで、稚貝がバランスよく広い海域に散るのだそう。

すべてのカゴを空にして、帰港。
道具を丁寧に片付けながら、船は波飛沫を上げて海を走る。

接岸するや否や、今度は空のカゴを船から陸へ上げ、大型トラックへ積み込んでいく。
声を掛け合い、協働作業は続く。

根室の漁師はカッコイイ!

【撮影場所】
根室市
https://www.city.nemuro.hokkaido.jp/

【撮影協力】
第三十五吉進丸
株式会社カネエイ英正水産様
https://eishosuisan.com/

マルイチダイ大場水産株式会社様
https://maruichidai.jp

こちらもチェック!→
https://youtu.be/g7V8AvZHUhs

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